山の想い出(神奈川県 大山)

賢パパ

2009年08月06日 06:35

2001年の4月に約20年ぶりで山歩きをした賢パパはその年の7月にも2000m級の山に登りましたがこの後再び山からは遠ざかってしまって2002年は結局どこにも登ることなく終わり次の山歩きはその次の年、2003年の事になります。

理由は何かあったのでしょうが当時は横浜まで新幹線通勤をしていて長時間同じ姿勢で座っていたのが悪かったのかどうかは知りませんが腰痛に悩まされて一時はコルセットを着用していた事もありました。

その後腰痛は治まったものの今度は両膝痛で苦しみました。

歩くのもつらいぐらいの膝の痛みで病院を2軒掛け持ちで診てもらいましたが片方の先生は「あまり歩かない方が良い」と言い、もう片方の先生は「歩いた方が良い」と言うので一体どちらを信用したら良いものか困ってしまいました。

その時は意識して歩く事も歩かない事もせずに普通に過ごしていたらいつの間にか治ってしまったように記憶していますから一体何が原因だったのか今もってわかりません。

当時毎日乗っていた新幹線の窓から他の山とは区別されて見えていたのが大山でそのピラミダルな山容はとても魅力的でした。


朝夕の通勤時に大山を見ては「いつかは登ってみたいなぁ」と思い続けていた賢パパですが、ある時やっとその機会にめぐり合う事が出来ました。

それは2003年の6月7日の事でしたが雨のため一週間の延期の末に念願かなっての山行となったのです。

通勤定期を使って小田原まで新幹線で行き、小田急線に乗り換えて秦野駅で降りましたが、まず驚かされたのがバス停でバスを待つ人の多さでした。

「ヤビツ峠」行きのバスはとても1台には乗り切れず臨時便の3台目にやっと乗ることが出来ました。

30分ほどの乗車で「ヤビツ峠」に到着です。

ここで賢パパは初歩的なミスを犯します。

予備知識を持たない賢パパはヤビツ峠で降りた人が全員大山に登るものだと思っていたのです。

だから標識の確認などしないで道路を歩く人の後に続いてどんどん歩いて行きました。

最初は前を歩いている人がたくさんいたのですが空身の賢パパはどんどん追い越して行きましたからいつの間にか先頭に立ってしまってとうとう前には誰もいないと言う状態になってしまったのです。

それでも目指す山の方向と標識に注意して歩けば問題ないだろうとどんどんどんどん歩き続けます。

すると前方に何やら標識が見えて来ました。

やっと登りにかかるかなと思いながら標識を見ると「塔の岳」方面とあります。

そう言えば同じ日に会社の先輩たちが塔の岳に登ると話しているのを聞きましたがそれがここだったのかと思いながら見送って先を急ぎます。

すると今度はどんどん高度が下がり始めます。

さすがにおかしいと思い始めた賢パパは通り沿いにあったレストランで尋ねました。

するとやっぱり道を間違えているとの事。

元来た道を戻るのかとうんざりしながら話を聞けば峠までは戻らなくてもちょっと下ったところから別の登山道があると言うではありませんか。

地獄で仏と言うと大げさですがそのまま下って登山道を探しました。

相当見つかりにくいところにありましたが何とか見つけて取り付きます。

このルートはあまり使われてはいないようでヤビツ峠のあの混雑からはとても想像できないような静かな登山道で新しい踏み跡がなくて心細かったけどのんびり歩く事が出来ました。

登り始めて1時間ぐらい誰にも出会わずもしかしたらルートを間違えてるんじゃないのかと心配になりかけた所で初めて登山者に出会い、尋ねると頂上まではあと100mもないと言います。

それを聞いて元気を取り戻した賢パパはほどなく頂上に着きますが行ってみて驚きました。

ものすごい混雑と大きな売店で山と言うよりは観光地でした。

この時つくづく思いましたねぇ。

「あぁ、この山は登る山ではなく遠くから眺めて楽しむ山だなぁ」と。

それ以来大山には登った事がありません。


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