しあわせはいつもじぶんのこころがきめる

賢パパ

2010年11月15日 03:38

御存知の方も多いと思いますが、書家であり、詩人でもある相田みつをさんの言葉です。

最近、賢パパはこの言葉の意味をかみしめていますよ。

先週の土曜日に朝のうち3時間ほど山歩きをして来て、その帰りに施設暮らしの母親の所に寄って来ました。


いつもは母親の好物のこんなものを持って行くのですが・・・・


この日はこんな頂き物があったので


持って行ってみました。

母親の生まれた所はその地名に「柿」の字が入っているぐらいで、実家の周りにも何十本という柿の木が植えられていたのです。

そんな環境の中で育った母親の事ですから当然、柿は好きなんだろうと思って差し入れにしたのです。

会津の「みしらず柿」だと言うと美味しそうに食べました。


せんべいの時は全部は食べずに「お前も食べろ」と言ってくれるのですが・・・・柿は一人で完食でした。

この時、初めて知ったのですが母親は柿が好きではなくて今回持って行った「みしらず柿」に限って食べるのだそうです。

しばらくとりとめのない話をして・・・・賢パパが「そろそろ帰る」と言うと・・・・

この頃いつもの事なのですが「私は幸せだから・・・」と言います。

「ん?」と賢パパが訊き直すと「お前も幸せか?」と逆に訊き返して来ます。

賢パパが「うん、俺は幸せだよ」と答えると・・・・「うちの家族の中で一番幸せなのは誰だんべねぇ?」なんて質問も・・・

母親が望んでいる「それはばあちゃんに決まってるわ」という答えを返してやると・・・「そうだねぇ、私が一番幸せだねぇ・・・でもお前、もう少しで私はあの世に行くからそうしたらお前が一番幸せになれるなぁ~」なんて言葉が出て来ます。

「いや、俺はいつまでも2番で良いからばあちゃん、いつまでも長生きしなよ」

「そんなに長生きしてお前が先に逝っちゃうと寂しくなるから私の方が先に逝くから・・・・」

賢パパが山歩きをして来たと話すと、車いすから降りて自分で歩くと言って聞きませんでした。


認知症の母親ですが・・・どうやら「ふしあわせ」ではなさそうです。

今週の土曜日に孫達が訪ねて来てくれるのを心待ちにしています。


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