がんばれっゴン!
今朝の地元紙の一面です。
ロシアで起きた列車テロのニュースと並んで「ゴン」の愛称で知られるジュビロ磐田中山選手のホーム最終戦の雄姿の写真。
三面を見ると・・・・やっぱり中山選手。
今シーズン限りで所属したジュビロ磐田を退団する事が決まっているのでこの写真がサックスブルーのユニフォームを着た中山選手の見納めです。
試合には後半37分から出場し、ゴールを目指して走り回ったそうです。
42歳2ヶ月と5日というJ1歴代最年長出場記録を更新して・・・・
サッカーの名門藤枝東高を卒業して筑波大に進学して卒業後はジュビロの前身であるヤマハ発動機に入団。
1994年のJリーグ昇格から15年間でリーグ戦歴代一位の157ゴールと言う素晴らしい記録を残しています。
157ゴールの記録を見れば高校時代からバリバリのフォワードとして活躍していたことがうかがえますが、実は彼はディフェンダーもやった経験があるんですよねぇ。
それは国体などに出場する時の「静岡県選抜チーム」のメンバーに選ばれた時。
「天才」と言われてサッカーだけはうまかった武田選手が同じチームにいたからなんです。
当時の静岡県選抜のセンターフォワードの定位置には常に武田が居座っていたのでゴンはディフェンダーのポジションに甘んじていたというわけです。
ゴンの名前を一躍有名にしたのは「ドーハの悲劇」として今でも語り継がれているあのオリンピック予選あたりからでしょうか。
どんな苦境に立たされても最後まであきらめないハートのこもったプレーがサポーターの共感を得たのでしょう。
そしてギネスにも登録されたハットトリックの記録。
プレー以外でも憎めない性格で多くのファンの心を惹きつけました。
そのゴンにも年齢の影響が出始めてJでの出場機会はめっきり少なくなりとうとう来年の戦力外通告。
球団は最大の貢献者にふさわしい処遇をもって第二のサッカー人生を提案したようですがあくまでも「現役続行」を希望する彼は丁重に断って他のチームからのオファーを待っているそうです。
既に何チームからかのオファーがあると聞きますから来年もどこかのチームのユニフォームに身を包んでグラウンド狭しと走り回るゴンの雄姿を見る事が出来ると思います。
こうなったら、現役最年長なんてけちな事は言わないで・・・・50歳まで現役で・・・・がんばれっ、ゴン!
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