ふるさとの野山に思いを馳せて・・・

賢パパ

2011年04月03日 04:20

賢パパの生まれは東北の福島県です。

今回の大震災では宮城県や岩手県ほどではありませんでしたが福島県もかなりの被害を受けました。

津波の破壊力があまりにも衝撃的すぎたのでその報道の陰に隠れてしまいましたが・・・賢パパが通っていた中学校から歩いて10分ほどの所でも大規模な山崩れによって10名以上もの尊い人命が失われました。

ふるさとで起きた大惨事の報道に接するたびに・・・被災者の方々への思いと共に・・・子供の頃歩いたあの里山はどうなってしまったのだろうと・・・気になっても交通機関の復旧の情報が得られないので様子を見に行く事もままなりません。

タイミング良く、今週の金曜日が休みで週末が3連休になるので・・・交通機関が復旧しているなら親戚の見舞いを兼ねてふるさとの様子を見に行って来ようと考えていたのですが、伯母さんに電話をしたら「まだ、避難所暮らしの人もいるし、今度は放射能が心配で子供は家の中にいろとかジャガイモの植え付けはまだするなとか色々な通達が出ているのでもう少し落ち着いてからにしろ」と言われました。

それでは帰省はもう少し後にして5月のゴールデンウィークあたりにしようと思います。

さて、昨日は久しぶりで何も予定のない休日でした。

山歩きから遠ざかって早2ヶ月。

身体も相当鈍っています。

それでは・・・と言う事で久しぶりに歩いて来ました。

土曜日恒例のケアセンター訪問なんですが、今回は特別な思いで歩いて来ました。

ルートの大部分が里山歩きですから・・・子供の頃を思い出します。

そんな想い出を胸に・・・桜大好き賢パパですから桜の開花状況のチェックも怠りなく久しぶりのハイキングでした。

自宅を出たのは7時半過ぎ。

これはケアセンターへの到着時刻から逆算して決めた時間です。

30分ほど歩くと巴川という川の堤防に出ます。

ここには桜並木があるので期待して来たのですが・・・・


開花はまだまだ先のようですねぇ。

そこから15分ほどで登山道に入ります。

少し登るとこんな看板。


思わず振り返ると

春霞の日本平。

ここまではいつもの通りに歩いて来た賢パパですが・・・・この景色を見て被災地の皆さんの事を思いました。

こうして普通にハイキングが出来る事の有り難さに感謝しました。

そうこうしているうちに、自宅を出てからちょうど1時間で梶原山の山頂に到着。

ここにはしだれ桜とソメイヨシノがあるのですが・・・早咲きのしだれ桜でもこの程度。


ソメイヨシノはまだまだつぼみ。


久しぶりの山頂ポーズは・・・被災地の方へ向かって・・・黙祷


ここから母親の暮らすケアセンターまでは茶畑の中の農道を下ります。

同じ里山でも賢パパのふるさとではお目にかかる事の出来ない風景。


母親はどういうわけか9時半を過ぎているのにまだベッドの中で賢パパが起こすまで寝ていました。

一人だけの遅い朝食。


又来るからゆっくり食べろと言って帰ります。

来た道を戻って途中から今度は帆掛山へ・・・・

この山の頂上にもしだれ桜があって・・・・

こちらは開花が進んでいましたが・・・ちょっと木のバランスが悪いんですよねぇ。

朝方は春霞でぼんやりとしか見えていなかった富士山もこの通り


よこしまな心の持ち主には見えないんですが、皆さんいかがでしょうか?

さて、ここからは新ルートで下ります。

途中で一度道を間違えて登り返すハプニングはあったものの何とか無事に下山して・・・

帰りにラーメン屋さんでこんな昼食を・・・


あっ、勿論ですが・・・これも


1本と言うわけには行きませんよ・・・日本人だから・・・

最後にもう1ヶ所の桜を見に行って


久しぶりのハイキングは終了です。

確かに去年よりは遅いですが桜の開花は確実に進んでいます。

昨日の当地の最高気温は24℃まで上がりました。

このまま桜前線が北上して被災地の皆さんに1日も早い春を届けてくれるよう祈ります。

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