還暦後初の富士登山は風との戦いでした

賢パパ

2009年05月24日 06:42

昨日は久しぶりで本格的な山に登ってみようと思い、先週はずっとどこにしようか考えていましたが最終的には富士山にしました。

富士山に決めたのにはわけがありまして・・・

賢パパが昔(と言ってもほんの数年前の事ですが)一緒に仕事をしたグループ会社の若い女性が結婚して神戸の方に移り住んでいるのですが、近頃の新型インフルエンザの事が気になってメールで様子を訊いたのです。

するとすぐに返事が来てマスクが売り切れで手に入らなくて関東にある旦那さんの実家の方から送ってもらっている事などの近況報告に始まり、色々な報告がありました。

この時賢パパは登る山を富士山に決めましたね。
と言うのもこのお嬢さんは富士山が大好きで富士山なら一日中眺めていても飽きないと言うぐらいのマニアだからです。

富士山なら今の時期だとそれなりの準備がいると言う事で昨日のブログのこの装備。


毎年この時期に登る時は登りではアイゼンが必要ですが下りでは不要なので今年は少し遅い時間から登り始めようと考えて5合目駐車場に着いたのが7時過ぎでした。

驚いた事にこの車。


観光客なら売店が開店してから来るのでしょうからこれみんな登る人?

支度を済ませて早速登り始めると前の方に何人かの登山者の姿があります。

もう陽が出ているので10分も歩くと暑くなります。

6合目小屋の手前から長袖シャツを脱いで半袖のTシャツ一枚になりますが全然寒さは感じません。

雪のない登山道を登る人は誰もいなくて皆雪渓を登っています


賢パパも雪渓を歩きましたが雪はほとんど腐っているのでアイゼンの必要はありません。

それでも7合目から上の方はちょっと固かったのでほとんどの人がアイゼンかスノーシューを使っていたようです。

賢パパは前の人のトレースを使わせて貰ってキックステップで足場を確保して結局頂上までアイゼンを使わずに登り切りました。


今回の富士山では強風に悩まされましたねぇ。

8合目ぐらいから強くなり、寒くなって来たので長袖シャツを着ましたがそれよりも大変だったのは9合目より上のザラメ雪のブリザードで顔に当たると痛くて目を開けていられないぐらいの激しさでトレースがたちまち埋まってしまうためルートを見失って本気で引き返そうかと思いました。

でも今回の登山は特別でどうしても頂上の浅間大社奧宮まで行こうと決めていたので何度か立ち往生しながらも何とか奧社にたどり着いてお願い事をして来ましたよ。


下りは雪渓を尻セードで一気に滑り降りて来ましたが、賢ママの用意してくれたオーバーズボンっぽいはき物が防水ではなかったようでパンツまでびしょ濡れでした。

おまけに通常の登山道に戻る時に岩盤の上に砂礫が乗っている所を踏んだためにこけてしまってこんなになってしまいました。

正常の指

傷めた方の指

明日になっても腫れと痛みが引かなければ病院に行こうと思っています。

それと顔が痛くてひげを剃るのに難儀しましたがザラメ雪の直撃のせいなのか日焼けのせいなのかは
わかりません。

関連記事