富士山あれこれ(2回目の富士登山)

賢パパ

2009年07月13日 03:25

2003年の9月に念願の富士山初登頂を果たした賢パパですがこれで再び山登りを再開するのかと思うと、そうでもありませんでした。

子育ては終わっていましたが毎日横浜まで新幹線通勤をしていたので休みの日は家でゆっくりしたかったのと車は賢ママの専用になっていましたから足がなかったというのも原因の一つかも知れません。

それでも富士山に登ったと言う話は会社でも飲み会の席でも披露しましたから何人か「登ってみたい」という人が現れて来ました。

その年はシーズンが終わっていたのでそれでは来年登りましょうと飲み会の席を締めくくっていました。

それから約1年の間、相変わらず飲み会の席で富士山の話をして一緒に登るメンバーを募っていた所10名ほどの希望者が名乗りを挙げて来ました。

それでは本格的に計画を立てましょうという事で具体的な話をするようになったのが2004年の春からです。

7月、8月の夏山シーズンの混雑ぶりは話に聞いていたのでシーズンが終わった後の9月の初めに登ろうと話がまとまりました。

9月の初めでも土日は混みそうなので平日に登る事にしましたね。

平日でも下山した後ゆっくり休む事の出来る金曜日を第一候補にしました。

9月の第一金曜日は3日でしたので2日の夜に5合目駐車場に入り軽く宴会をした後で仮眠を取り、3日の早朝に富士宮口から登る事にしたのです。

専業主婦の一人を除いて他のメンバーは全てが賢パパの会社の先輩と同僚ですから全員が有休を取るのは難しいです。

結局都合のついた6名が参加して「○○○(社名)中年登山隊」を結成して頂上を目指す事になりました。

6名中5名が静岡からの参加で残る一人は小田原から、賢パパを除くメンバー全員が初の富士山チャレンジでした。

皆さんスポーツマン&ウーマンで体力、気力は申し分ありませんがただ一つの気がかりはメンバーの中に「超」のつく雨男さんがいたことでした。

果たして・・・・・案に違わず、前夜は雷と豪雨の中で夜明けを待ちました。

駐車場の車中は気温が下がって暖房をつけてもらってやっと眠りに就く事が出来ました。

朝方に下山して来たグループがあったので話を聴くと7合目小屋で待機していたものの一向に回復の兆しがないため下りて来たのだとか・・・・

そうこうするうちに夜が明けて気がつけば雨はすっかり上がって下界の景色が広がっています。


賢パパの晴れ男が超雨男さんに勝ったと喜んで頂上目指して出発しました。

所が・・・・・この雨男さん、そんなに甘っちょろい雨男ではありませんでした。

7合目ぐらいからは猛烈なガスと風が出始めます。


しばらくは登り続けたものの寒さと疲労のため2人が脱落。

残る4人が更に上を目指します。

上に行けば行くほど状況は厳しさを増し、9合5勺の小屋までたどり着いて頂上まであと1時間もかからないという所で更に2人が脱落し、賢パパとメンバーの中で一番若いS氏が二人で頂上を目指す事にしました。

何も見えない登山道をひたすら頂上目指して歩き続け、何とか頂上の土を踏んで来ましたがこの時ほど「天気が良くてこその富士山」を痛感した事はありません。


でも、この山行で懲りることなく翌週には蓼科山に向かう賢パパですからこの富士山が山への想いを強くさせてくれたのかも知れませんね。

この時のメンバーは翌年に再度チャレンジして今度は見事に全員が山頂の土を踏む事が出来ました。

又、くだんの雨男さんのすごさは5合目を後にして麓まで下りた後で見ると富士山の頂上がきれいな姿を見せていた事で見事に証明されたのでした。

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