今日で11月が終わり、明日からはもう師走です。
何だか時間の過ぎるのが早いですねぇ。
さて、先日、眼科検診を受けるために病院に向かって歩いている時に市役所(あっ、今は区役所って言うんですか)の前を通りかかりました。
その時、目に飛び込んで来たのがこんなもの。
おや、これと似たようなのを・・・どっかで見た事なかったっけ・・・?
うぅ~ん・・・?としばし考えて・・・そうそう
こんな所で見かけていたんです。
で、時間があったので近づいて良く見ました。
すると作者名と作品のタイトルを書いたプレートが埋め込まれているんですねぇ。
と言う事は・・・立派なゲージツ作品って事なんですか。
その場はそのまま離れましたが、帰り道を歩きながらこんな事を考えてしまいましたねぇ。
「あれって一応は誰かの作品っていうわけだから作者にお金を払って購入しているんだよなぁ。
いくらの値段で購入したのかは知らないけど・・・それなりの値段がするんだろうなぁ~。
区役所に飾ってあるという事は税金で購入しているんだよなぁ。
ああいうものの値段ってどうやって決まるものなのかなぁ?」
農業生産物や工業製品の値段のつけ方はその生産物を作り出すために要した費用というものがあって、その費用に輸送費やら管理費などの流通コストをプラスした上でいくらかの利益を上乗せしてその商品の値段としているわけですが・・・・
いや、これは工業製品の場合に限られますか、農業生産物はほとんどが「競り」で値段を決められていますからね。
それなら工業製品とゲージツ作品の値段について考えてみましょうか。
工業製品の値段は材料費+人件費+輸送費+管理費ぐらいが原価として計上され、これに利益を上乗せした金額がそのものの値段となるわけですが、上乗せする利益の決め方はお客さんがその商品の価値をどう見るかによって大きく変わって来ます。
すなわち、お客さんがその商品に対して大した魅力(価値)を感じてないのに多額の利益を上乗せしてしまったら売れるわけがありませんから商品の魅力に応じた利益を上乗せして価格を決める事になります。
大ヒットする商品はその商品の持っている魅力、価値の割りには値段の設定が安かったもので、反対に売れなかった商品は商品の価値、魅力に比べて値段が高すぎたものと言えるのではないでしょうか?
それに比べてさっぱり分からないのがゲージツ作品の値段です。
工業製品のように「マスプロダクト」ではありませんから世界中にただ一つという作品が多いですよねぇ。
で、値段の決め方が分かりません。
世界的な芸術家の作品で良くやられているようにオークションに掛けられるのならわかりやすいのですがねぇ。
区役所で購入する程度の作品だと下手をすれば担当者一人で勝手に決めちゃっているのでは・・・・
こんな事は考えたくありませんが・・・・製作者と購入の担当者が知り合いだったりしたらどうなるんでしょうかねぇ?
そんな事を疑ったわけではありませんが・・・・・
例えばこんな作品や
こんな作品なんて
一体いくらぐらいで購入したんですかねぇ。
大いに興味のあるゲージツ作品の値段です。