ソメイヨシノは単一種

賢パパ

2011年03月22日 03:54

先週の金曜日の賢の散歩の時にこんな花を見かけた事は翌日のブログで紹介しました。


どう見てもソメイヨシノだと思うのですが、まだ開花宣言も出ていないのにもう散り始めていましたから・・・やっぱりソメイヨシノとは違う種類なのかなぁと思いながら帰って来ましたが・・・・

昨日の新聞によれば静岡地方気象台が桜の開花宣言を発表したそうじゃありませんか。

それなら場所によって多少の早い遅いはあるでしょうから・・・間違いなくあれはソメイヨシノですね。

さて、先日の新聞の片隅にこんな記事が載っていました。


もうすぐサクラの時期とあって・・・ネットのニュースでも


桜大好き人間の賢パパといたしましては・・・黙って通り過ぎるわけには行きません。

ちょっとだけ中を覗いてみる事に・・・・記事をそのままコピペしちゃいますがね。

『同じ系統に見えるのに別の名前で呼ばれるなど品種に混乱があったサクラについて、森林総合研究所(茨城県つくば市)、国立遺伝学研究所(静岡県三島市)などは8日、DNAの特徴を調べて分類を整理したと発表した。

両研究所や新宿御苑(東京)などに集められた200品種以上、1850本を調べた。

その結果、各地のものが同一とされてきたソメイヨシノ(染井吉野)や「八重紅枝垂」「御車返(みくるまがえし)」はやはり単一の品種だったものの、一つの品種とされていた「枝垂れ桜」「寒桜」「奈良の八重桜」は、実際は複数の品種が混じりあっていた。

また、これまで別品種とされてきた「江戸」「糸括(いとくくり)」「大手毬(おおてまり)」「八重紅虎の尾」は実際は一つの品種、「太白(たいはく)」「車駐(くるまどめ)」「駒繋(こまつなぎ)」も同一の品種と分かった。

発表によると、サクラは野生種を基に室町時代から品種改良が繰り返された。枝を切り取ってほかの株に接ぎ木する方法や、直接土に挿し木をする方法が採られたためDNAの特徴が同じクローンが増えた。ただ、長い年月の間に枝の取り違えが起こって品種が混乱した恐れがあるという。』

まぁ、他の桜の事はさておきまして・・・要するに日本全国に植えられている「ソメイヨシノ」はルーツを辿れば全て一本の親木から来ていると言うわけなんです。

ソメイヨシノは結実する事がないので全部挿し木で増やしています。

つまり・・・世代交代が出来ないんです。

今、我々の目を楽しませてくれているソメイヨシノってもうかなりのお年寄りなんですよねぇ。

昔、賢パパが指導を受けた事のある植物学者の先生は「今にソメイヨシノに寿命が来ると、もうソメイヨシノでお花見をする事が出来なくなってしまう」といつも心配しておられました。

そうですよねぇ~、他にもたくさんの種類がある桜ですが・・・・やっぱりこれが一番でしょう。


被災地の桜が咲き出して、苦労をされている被災者の皆さんを勇気づけてくれる日が一日も早く訪れる事を願うばかりの今日この頃です。


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