3倍体

賢パパ

2011年06月04日 04:02

昨夜はちょっと得した気分になりましたよ。

今日これから娘の引っ越しで首都圏まで行かなくてはいけないので・・・飲み会を早引けして帰ろうと店の外に出た時にタイミング良くバスが来たんです。

一瞬、乗ろうかなとも思ったんですが乗らずに歩いて帰って来ると・・・途中の小川の所でホタルを観る事が出来ましたよ。

それも一箇所だけではなく、もう一箇所でも・・・・いやぁ~こんな近くでも観る事が出来るんですねぇ。

さて、今日の話題です。

ちょっと耳慣れない言葉かも知れませんがご存知の方もおられると思います。

わかりやすく解説してみましょう。

中学生の理科の時間に教わった事を思い出してください。

普通の生き物は、父と母から一組ずつもらった、二組の染色体を持っていますよねぇ。

この染色体の一組をnで表して、普通の生き物は二組ですから2nの染色体を持つ事になりnの2倍なので2倍体と呼んでいるのでしたね。

自然界では2倍体しか存在しないのですが・・・魚の受精卵をぬるま湯につけると、その卵からは2組ではなく3組の染色体を持った子供が産まれる事が知られています。

3組の染色体ですから3nと言う事で3倍体と呼ばれるわけなのです。

そしてこの 3倍体になると、成長はするけれど成熟したオスやメスにはならないという性質があります。

つまりメスの3倍体魚は、卵を産まない体になるというわけです。

普通の場合はメスの魚は成熟すると卵をつくる方に栄養を取られてしまい、成長が止まってしまい肉質も落ちます。

それに、産卵が終わると死んでしまいます。

ところが3倍体のメスは卵を産まないので栄養を取られることなく成長し続け、おいしい肉質のまま大きな魚になるんだそうです。

どのくらい大きくなるのかと言いますと・・・・


2倍体のアマゴと3倍体のアマゴですがこんなに大きくなるのだそうですからびっくりです。

他にも3倍体の性質を利用したものが我々の身近にもありますよ。

3倍体は動物の場合は卵を作りませんが、植物でも同じなんです。

我々がしばしば口にする種なしブドウや種なしスイカ。

そうなんです、あれも3倍体の性質を利用した産物なんですよねぇ。

他にもないかと思って色々調べてみたらこんなびっくりするようなニュースがありました。

http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/2008021201.html

でも・・・新聞の名前が名前ですから・・・信用は出来ませんがね。


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