万里一空

賢パパ

2011年09月30日 03:40

先日、琴奨菊の大関昇進が決まり、実に4年ぶりで日本人大関が誕生しました。

で、話題になったのがこの四字熟語なんですが・・・最近の昇進伝達式の定番となっていますよねぇ。

興味があったのでちょっと調べてみましたよ。

まぁ、大体の見当はついていたんですが・・・

すると・・・案の定、この方が最初に使ったのだとか・・・


この方が1993年初場所後の大関昇進時に「不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で相撲道に精進します」と述べたのが最初の四字熟語を使った口上とされているようです。

更にこの方、新横綱では「今後も不撓不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く所存でございます」となり、大関時代の言葉を残して、さらに一語を加えたそうなんですねぇ。

もう一人、この方のお兄ちゃんなんですが


新大関で「一意専心」、横綱昇進時は「堅忍不抜(けんにんふばつ)」と言う四字熟語を使いました。

琴奨菊の兄弟子だった琴光喜は「力戦奮闘」でモンゴル出身の白鵬と日馬富士は、大関昇進時はともに「全身全霊」を使い、白鵬は横綱昇進の際には「精神一到」を選んだそうです。

四字熟語を使わない口上も珍しくはなく、糖尿病に悩まされた隆の里は大関昇進時に「健康管理に務め」と言い、新横綱でも「節制に務め」としたそうですよ。

他にも膵臓(すいぞう)炎があった旭富士は横綱昇進時に「健康に注意しながら」という口上を述べているのだとか。

さて、この昇進伝達式なんですが協会の使者が新大関又は新横綱に推挙された関取の所属する部屋に出向いて昇進が認められたことを伝えます。

それを受けて新横綱や新大関が口上を述べるわけですが一般的には「謹んでお受けいたします。」というあいさつから入り・・・その後で自分が考えた四字熟語を使った口上に続くというストーリーが出来ています。

口上を言う関取は何度も何度も練習をするのだそうですが・・・昔、ある関取は「謹んでお受けいたします。」と応えるべきところを・・・「喜んでお受けいたします。」とやってしまったそうですよ。

さんざんリハーサルを繰り返したのに・・・・ついつい本音が出ちゃったのでしょうかねぇ。

さて、今日は久しぶりのはなの舞。

送別会と・・・合コンの・・・かけもちっすわ。

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