2011年02月02日
高名の木登り
賢ママの山歩きは「月一」が基本ですが、単独での山歩きはしませんから月一登山にはいつも賢パパがお供をします。
賢ママと一緒に歩いていて気がついた事ですが、一回の山歩きで必ず何回かは転んだり、転びそうになったりするんです。
大体どんな所で転ぶのかというと・・・・決まって平坦な場所なんです。
例えばこんな所や

こんな所

現にこの時はこのすぐ後で転びました。
先日の山歩きの時もどうと言う事のないトラバース道で危うく転びそうになりました。
急斜面の登り下りや岩がゴロゴロ転がっているような場所では決して転んだりしませんよ。
例えばこんな所や

こんな所では絶対に転びません。

賢パパ、それを見て徒然草の中にある「高名の木登り」の一節を思い出しましたねぇ。
原文を出しても読みにくいでしょうから概略を現代語で書いてみます。
「高名の木登り」と言うのは木登りの名人の事ですから建築材に使われるような高い木に登って枝打ちをするような人の事なのでしょうね。
その名人が手下の職人を指図して木の枝を伐らせている所に作者がたまたま通りかかった時の話なんです。
職人が目の眩むような高い木の上で作業をしている時には何も言わずに黙って見ているだけだったのに、作業を終えて下に降りようとして軒先ばかりの飛び降りても良いぐらいの高さの所まで来た時になって初めて「うっかりして落ちるなよ、気をつけて下りろ。」と声を掛けたのだそうです。
それを見ていて不思議に思った作者が「こんなに低い所なら飛び降りても下りられるのにどうして注意したのか?」と尋ねると、「目の眩むような危ない所では誰でも恐いと思うので他人が注意をしなくても自分で気をつけるから何も言わなかったが、失敗はやさしい所に来て必ず起きるものなのです。」という答えが返って来たのだそうです。
それを聞いた作者が「身分は賤しい者だが言っている事は聖人の教えにかなっている。」と感心させられた。
と、まぁこんな話なんですが・・・・
賢ママの山歩きって全くこれと同じパターンなんですよねぇ。
急な登りとか石がゴロゴロしていて足場の悪いところは転ばないで通過するのに何てことない稜線やトラバースで転んだり、転びそうになったり・・・・
今度から賢ママと一緒に山歩きをする時は急な下りの後の何でもないところで一声掛けて注意を促すようにしましょうかねぇ。
賢ママと一緒に歩いていて気がついた事ですが、一回の山歩きで必ず何回かは転んだり、転びそうになったりするんです。
大体どんな所で転ぶのかというと・・・・決まって平坦な場所なんです。
例えばこんな所や
こんな所
現にこの時はこのすぐ後で転びました。
先日の山歩きの時もどうと言う事のないトラバース道で危うく転びそうになりました。
急斜面の登り下りや岩がゴロゴロ転がっているような場所では決して転んだりしませんよ。
例えばこんな所や
こんな所では絶対に転びません。
賢パパ、それを見て徒然草の中にある「高名の木登り」の一節を思い出しましたねぇ。
原文を出しても読みにくいでしょうから概略を現代語で書いてみます。
「高名の木登り」と言うのは木登りの名人の事ですから建築材に使われるような高い木に登って枝打ちをするような人の事なのでしょうね。
その名人が手下の職人を指図して木の枝を伐らせている所に作者がたまたま通りかかった時の話なんです。
職人が目の眩むような高い木の上で作業をしている時には何も言わずに黙って見ているだけだったのに、作業を終えて下に降りようとして軒先ばかりの飛び降りても良いぐらいの高さの所まで来た時になって初めて「うっかりして落ちるなよ、気をつけて下りろ。」と声を掛けたのだそうです。
それを見ていて不思議に思った作者が「こんなに低い所なら飛び降りても下りられるのにどうして注意したのか?」と尋ねると、「目の眩むような危ない所では誰でも恐いと思うので他人が注意をしなくても自分で気をつけるから何も言わなかったが、失敗はやさしい所に来て必ず起きるものなのです。」という答えが返って来たのだそうです。
それを聞いた作者が「身分は賤しい者だが言っている事は聖人の教えにかなっている。」と感心させられた。
と、まぁこんな話なんですが・・・・
賢ママの山歩きって全くこれと同じパターンなんですよねぇ。
急な登りとか石がゴロゴロしていて足場の悪いところは転ばないで通過するのに何てことない稜線やトラバースで転んだり、転びそうになったり・・・・
今度から賢ママと一緒に山歩きをする時は急な下りの後の何でもないところで一声掛けて注意を促すようにしましょうかねぇ。
Posted by 賢パパ at 03:29│Comments(6)
│日常の事
この記事へのコメント
おはようさんです 賢パパさん。。。
仰せの通りだと思います、すご~く共感いたしましたです。
お恥ずかしい話ですが 私ら夫婦も2度ばかり 道迷いを経験しました。
いずれも我が家の裏山みたいな低山ばかりで 地図も持たずに なめてかかった結果の道迷い・・・尾根を一つ取り違えただけで2~3時間も余計に歩いたことがありました、、、
「高名の木登り」の如く やすきところ程 気をつけなければですね。。。
仰せの通りだと思います、すご~く共感いたしましたです。
お恥ずかしい話ですが 私ら夫婦も2度ばかり 道迷いを経験しました。
いずれも我が家の裏山みたいな低山ばかりで 地図も持たずに なめてかかった結果の道迷い・・・尾根を一つ取り違えただけで2~3時間も余計に歩いたことがありました、、、
「高名の木登り」の如く やすきところ程 気をつけなければですね。。。
Posted by yamabuki at 2011年02月02日 08:55
賢パパさん、こんにちは。
この話は私も知っていましたが、徒然草の中の一節だとは初耳です。
勉強になりました。
似た様な状況の時に大人の人に言われてから、なぜかずっと忘れずにいた言葉です。
山は平らな所でも躓き易いですが、賢ママさんが日頃の何でもない所で転ぶようなら気になりますが・・・。
この話は私も知っていましたが、徒然草の中の一節だとは初耳です。
勉強になりました。
似た様な状況の時に大人の人に言われてから、なぜかずっと忘れずにいた言葉です。
山は平らな所でも躓き易いですが、賢ママさんが日頃の何でもない所で転ぶようなら気になりますが・・・。
Posted by daikoku at 2011年02月02日 10:48
yamabukiさん、こんにちは!
かく申す賢パパも、お恥ずかしながら富士登山の折りに6合目を目前にして転倒し、手のひらをケガした事があるんです。
先人の教えはもっともな事が多いですね。
ところで、富士山の高校生はどうなりましたか?
かく申す賢パパも、お恥ずかしながら富士登山の折りに6合目を目前にして転倒し、手のひらをケガした事があるんです。
先人の教えはもっともな事が多いですね。
ところで、富士山の高校生はどうなりましたか?
Posted by 富士山下山中に転んだ賢パパ at 2011年02月02日 17:05
daikokuさん、こんにちは!
徒然草、高校の古典の時間に習いました。
賢ママの躓きは単なる不注意ですから心配ありませんよ。
徒然草、高校の古典の時間に習いました。
賢ママの躓きは単なる不注意ですから心配ありませんよ。
Posted by 賢パパ at 2011年02月02日 17:09
こんばんは
昨日 静岡・山梨両県警及び地元山岳会の捜索は打ち切られました。
・・・残念です
昨日 静岡・山梨両県警及び地元山岳会の捜索は打ち切られました。
・・・残念です
Posted by yamabuki3612
at 2011年02月02日 19:01

山吹さん、おはようございます。
そうですか・・・・残念なことですが・・・・やむをえない選択なのでしょうねぇ~。
そうですか・・・・残念なことですが・・・・やむをえない選択なのでしょうねぇ~。
Posted by 賢パパ
at 2011年02月03日 06:19

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