2010年05月21日
賢よ、頼むぞ!
昨日は先月の人間ドック健診の結果、「要精密検査」の判定が下された眼科の精密検査を受けに行って来ました。
化学反応を起こさせて生成する反応物の量を測定するような検査の場合は誤差の出る事がままありますが、光学機器を使っての検査ですから「見立て違い」はまぁないだろうと思って出掛けて行った賢パパの予想が的中しました。
こういう予想はあまり当たって欲しくないのですがそんな時に限って当たるものなんですねぇ。
予約の8時半になると若い女性の看護師さんに名前を呼ばれて検査室に入り「今から瞳孔を広げる薬を点眼します。15分ぐらいすると薬が効いて来ますのでそれまで待合室でお待ち下さい。」と言われて薬を差されました。
15分後に再び名前を呼ばれて今度は診察室に入って行きます。
先生が色んな角度から覗き込んだり写真を撮ったりしてそれを見ながら説明してくれました。
それによると・・・・
眼に入って来た光線が画像を映し出す「網膜」というスクリーンみたいなものが眼の一番奥にあって、その膜の前に普通ならあってはならないような異物があって、スクリーンに映る画像がはっきり映るのを邪魔をしているんだそうです。
その異物は昔はどうにもならなかったようですが、最近では技術が進歩したので手術が出来るようになったのだそうです。
しか~し、と先生は続けます。
網膜のごく近くにあるため、取り除く手術をする際に誤って網膜を傷つけてしまうリスクが大きいのだとか・・・・
網膜を傷つけてしまったら失明ですからねぇ。
つまり、ぼんやりでも見える方を選びましょうと言う結論なのです。
このまま経過を観察して視力がもっと落ちるようなら、その時に対策を考えましょうと言って診察は終わりです。
その時は納得して診察室を出て来ましたが、会計を待っている間に一つ疑問が生じました。
それで、もう一度診察室のドアをノックして先生に質問してみましたよ。
「何かの拍子に自然治癒って事があるのではないですか?」と。
すると先生は、その質問を待っていたという顔で模型を片手に説明してくれます。
結論から言うと「自然治癒は100%あり得ない。」です。
更に「それなら現状維持が最良ですか?」の質問にも追い打ちを掛けるかのように「現状維持も難しく、恐らくこれから進行します。」ですって。
くよくよしたって治るわけではありませんからここは一つ前向きに、「右がダメでも左があるさ」と考える事にしました。
それにしても参ったのがあの「瞳孔を開く薬」ってやつですねぇ。
病院の中にいる時は何ともなかったので「これなら車で来れたぢゃんっ!」と思ったのですが、一旦外に出てみると・・・・まぶしいなんてものじゃありません。
いくら眼を細めたってダメですわ。
すぐに地下道に逃げ込んだら何とか見えるようになりましたが、地上に出ると又ダメです。
ドラキュラやモグラの気持ちが良くわかりましたね。
帰宅の途中で色々考えたのですが、ふと名案が浮かびました。
うちの賢ってラブラドールレトリーバーという種類なんですが、この犬種の特徴はおとなしくて人間に従順な事。
そのため、盲導犬は圧倒的にこの犬種が多いんです。
賢はちょっと歳を喰っていますが今からトレーニングを積めば何とかなるのでは・・・
早速夕方の散歩でそれを意識して歩いてみましたよ。
しかし・・・・好物を見つけると

何を言ってもききません。

更に・・・お座りと言っても

女の子を見かければ飼い主はそっちのけで

飼い主を気にするのはおやつの催促の時だけ

これぢゃぁとっても盲導犬にはなれませんね。
化学反応を起こさせて生成する反応物の量を測定するような検査の場合は誤差の出る事がままありますが、光学機器を使っての検査ですから「見立て違い」はまぁないだろうと思って出掛けて行った賢パパの予想が的中しました。
こういう予想はあまり当たって欲しくないのですがそんな時に限って当たるものなんですねぇ。
予約の8時半になると若い女性の看護師さんに名前を呼ばれて検査室に入り「今から瞳孔を広げる薬を点眼します。15分ぐらいすると薬が効いて来ますのでそれまで待合室でお待ち下さい。」と言われて薬を差されました。
15分後に再び名前を呼ばれて今度は診察室に入って行きます。
先生が色んな角度から覗き込んだり写真を撮ったりしてそれを見ながら説明してくれました。
それによると・・・・
眼に入って来た光線が画像を映し出す「網膜」というスクリーンみたいなものが眼の一番奥にあって、その膜の前に普通ならあってはならないような異物があって、スクリーンに映る画像がはっきり映るのを邪魔をしているんだそうです。
その異物は昔はどうにもならなかったようですが、最近では技術が進歩したので手術が出来るようになったのだそうです。
しか~し、と先生は続けます。
網膜のごく近くにあるため、取り除く手術をする際に誤って網膜を傷つけてしまうリスクが大きいのだとか・・・・
網膜を傷つけてしまったら失明ですからねぇ。
つまり、ぼんやりでも見える方を選びましょうと言う結論なのです。
このまま経過を観察して視力がもっと落ちるようなら、その時に対策を考えましょうと言って診察は終わりです。
その時は納得して診察室を出て来ましたが、会計を待っている間に一つ疑問が生じました。
それで、もう一度診察室のドアをノックして先生に質問してみましたよ。
「何かの拍子に自然治癒って事があるのではないですか?」と。
すると先生は、その質問を待っていたという顔で模型を片手に説明してくれます。
結論から言うと「自然治癒は100%あり得ない。」です。
更に「それなら現状維持が最良ですか?」の質問にも追い打ちを掛けるかのように「現状維持も難しく、恐らくこれから進行します。」ですって。
くよくよしたって治るわけではありませんからここは一つ前向きに、「右がダメでも左があるさ」と考える事にしました。
それにしても参ったのがあの「瞳孔を開く薬」ってやつですねぇ。
病院の中にいる時は何ともなかったので「これなら車で来れたぢゃんっ!」と思ったのですが、一旦外に出てみると・・・・まぶしいなんてものじゃありません。
いくら眼を細めたってダメですわ。
すぐに地下道に逃げ込んだら何とか見えるようになりましたが、地上に出ると又ダメです。
ドラキュラやモグラの気持ちが良くわかりましたね。
帰宅の途中で色々考えたのですが、ふと名案が浮かびました。
うちの賢ってラブラドールレトリーバーという種類なんですが、この犬種の特徴はおとなしくて人間に従順な事。
そのため、盲導犬は圧倒的にこの犬種が多いんです。
賢はちょっと歳を喰っていますが今からトレーニングを積めば何とかなるのでは・・・
早速夕方の散歩でそれを意識して歩いてみましたよ。
しかし・・・・好物を見つけると
何を言ってもききません。
更に・・・お座りと言っても
女の子を見かければ飼い主はそっちのけで
飼い主を気にするのはおやつの催促の時だけ
これぢゃぁとっても盲導犬にはなれませんね。
Posted by 賢パパ at 04:07│Comments(8)
│日常の事
この記事へのコメント
う~ん・・・厳しい診断でしたね。
自然治癒もなく、現状維持もならないなんて・・・
病気には原因があるかと思うんですが、それが賢パパの職業と関係してたんでしょうか?
今更・・・なんですけど。。。
眼を酷使から開放させて、緑や遠景を沢山見ることで回復してくれたら、、願ったり、、、だったのに。。。
自然治癒もなく、現状維持もならないなんて・・・
病気には原因があるかと思うんですが、それが賢パパの職業と関係してたんでしょうか?
今更・・・なんですけど。。。
眼を酷使から開放させて、緑や遠景を沢山見ることで回復してくれたら、、願ったり、、、だったのに。。。
Posted by myu at 2010年05月21日 07:12
白内障なんかですと簡単に手術で直るようですが初めて聞く目の病気
ですネ。
ドックで早期発見しても治療が出来ないのは厳しいですよネ。
医師も得意分野がありますので今回の賢パパさんのような手術を得意としている医院が見つかると良いのですが。
視力が落ちて車の運転が出来ないとかいうことも起こりうるんですか?車の運転ができないと山に出掛け、新緑を眺めて目の保養ができませんので一大事ですが。
アルコールの影響は? 少し控えたり食事療法で異物を増やさないようにできないのですか?
ですネ。
ドックで早期発見しても治療が出来ないのは厳しいですよネ。
医師も得意分野がありますので今回の賢パパさんのような手術を得意としている医院が見つかると良いのですが。
視力が落ちて車の運転が出来ないとかいうことも起こりうるんですか?車の運転ができないと山に出掛け、新緑を眺めて目の保養ができませんので一大事ですが。
アルコールの影響は? 少し控えたり食事療法で異物を増やさないようにできないのですか?
Posted by fujinohide at 2010年05月21日 10:25
賢パパさん、こんにちは。
何だかとっても心配な結果になってしまいましたね。。。
うちの父を見ていると、慣れてくれば、今は全く問題なく生活しているのですが、
診断された当初は、かなりショックだったようで、大好きなビールも控えてました。
でも、1ヵ月後にはまた呑み始めていましたが・・・。
賢クン・・・トレーニングつめば、大丈夫ですよ。きっと・・・。
何だかとっても心配な結果になってしまいましたね。。。
うちの父を見ていると、慣れてくれば、今は全く問題なく生活しているのですが、
診断された当初は、かなりショックだったようで、大好きなビールも控えてました。
でも、1ヵ月後にはまた呑み始めていましたが・・・。
賢クン・・・トレーニングつめば、大丈夫ですよ。きっと・・・。
Posted by キキ
at 2010年05月21日 16:24

myuさん、ちはっす!
光学的な検査だったので最初のドックの段階で見立て違いはなかろうと踏んでいましたが・・・いざ現実になってみると・・・複雑な心境です。
後はどこまで視力が落ちたりかすんで見えるようになるかですが・・・・医者にも予想がつかないとの事で「神のみぞ知る」です。
あまり深刻には考えていませんよ。
と言うのは網膜の表面に繊維質の異物が付着(正確には析出)するのですが、それが網膜の上に映し出される画像を不鮮明にしているわけでして、視力が落ちたり、ぼやけて見えたりする事はあっても「暗黒の世界」になる事はなさそうですから。
視力の低下も急激に起こるのではないようなので右の能力低下を左が補ってくれると思っていますので。
それにしても、次回の予約は11月ですよ。
覚えてるわけありませんよねぇ~。
光学的な検査だったので最初のドックの段階で見立て違いはなかろうと踏んでいましたが・・・いざ現実になってみると・・・複雑な心境です。
後はどこまで視力が落ちたりかすんで見えるようになるかですが・・・・医者にも予想がつかないとの事で「神のみぞ知る」です。
あまり深刻には考えていませんよ。
と言うのは網膜の表面に繊維質の異物が付着(正確には析出)するのですが、それが網膜の上に映し出される画像を不鮮明にしているわけでして、視力が落ちたり、ぼやけて見えたりする事はあっても「暗黒の世界」になる事はなさそうですから。
視力の低下も急激に起こるのではないようなので右の能力低下を左が補ってくれると思っていますので。
それにしても、次回の予約は11月ですよ。
覚えてるわけありませんよねぇ~。
Posted by 賢パパ
at 2010年05月21日 17:31

ヒデさん、こんにちは。
ご心配頂き有り難うございます。
今はネットで情報が取れますので病名から検索してみました。
発症のメカニズムはわかっているようですが予防法や薬による治療法はないようです。
医者が言うには進行はするがどこかで止まるだろうとの事です。
一応の目安は視力が0.5まで落ちた時で、そうなったら対応策を考えましょうと・・・
病気なのが分かっているのに薬も飲まないで見ているだけって・・・変な気分ですよ。
ご心配頂き有り難うございます。
今はネットで情報が取れますので病名から検索してみました。
発症のメカニズムはわかっているようですが予防法や薬による治療法はないようです。
医者が言うには進行はするがどこかで止まるだろうとの事です。
一応の目安は視力が0.5まで落ちた時で、そうなったら対応策を考えましょうと・・・
病気なのが分かっているのに薬も飲まないで見ているだけって・・・変な気分ですよ。
Posted by 賢パパ
at 2010年05月21日 17:38

キキさん、こんにちは。
ご心配有り難うございます。
お父上のように、恐らくは片方の眼が能力を落とし始めたらもう片方の眼がそれを補ってバランスを取っているのだと思います。
人間の身体ってうまく出来ていますからねぇ。
だから賢パパもダイジですよ。
賢の野郎を仕込もうという考えはたった1回の散歩でもろくも崩れ去りました。
ご心配有り難うございます。
お父上のように、恐らくは片方の眼が能力を落とし始めたらもう片方の眼がそれを補ってバランスを取っているのだと思います。
人間の身体ってうまく出来ていますからねぇ。
だから賢パパもダイジですよ。
賢の野郎を仕込もうという考えはたった1回の散歩でもろくも崩れ去りました。
Posted by 賢パパ
at 2010年05月21日 17:43

賢ちゃんは自由奔放天真爛漫なところが賢ちゃんのよいところ…。
写真が物語っていますね~。
賢パパさんの病気とわたしのは症状はとても良く似ているような気がします。
黒いオーガンジーが見るもの全てにかかっているような感じです。
わたしは内側のレンズに歪みがあって、その歪みは眼鏡やコンタクトでは治せない。という診断だったと思います。
まあ、35年も前のことなのでよく覚えていませんが…。
健康診断で再検査と言われたことはないですから、やっぱり違う病気でしょうか。
賢パパさんのブログを読んで改めて、今も見え続けていることが貴重なことだと気がつきました。
良く見えている方の目を大切にしなくてはいけないんですねー。
写真が物語っていますね~。
賢パパさんの病気とわたしのは症状はとても良く似ているような気がします。
黒いオーガンジーが見るもの全てにかかっているような感じです。
わたしは内側のレンズに歪みがあって、その歪みは眼鏡やコンタクトでは治せない。という診断だったと思います。
まあ、35年も前のことなのでよく覚えていませんが…。
健康診断で再検査と言われたことはないですから、やっぱり違う病気でしょうか。
賢パパさんのブログを読んで改めて、今も見え続けていることが貴重なことだと気がつきました。
良く見えている方の目を大切にしなくてはいけないんですねー。
Posted by P at 2010年05月21日 22:46
Pさん、おはようございます。
賢の野郎は全くのマイペースでこっちは振り回されっぱなしですわ。
賢パパの眼は自覚症状、全くありません。
だから、ドックで検査してもらって矯正しても視力が上がらない事で気がついた次第です。
徐々に視力の低下が進むという事ですから、希望的観測ですが、進行していく間に左の眼が右の分を補ってくれるようになるのではないかと・・・
それにしても次の診察予約が11月ですからね。
そんな先に予約を入れても忘れちゃいますよねぇ。
賢の野郎は全くのマイペースでこっちは振り回されっぱなしですわ。
賢パパの眼は自覚症状、全くありません。
だから、ドックで検査してもらって矯正しても視力が上がらない事で気がついた次第です。
徐々に視力の低下が進むという事ですから、希望的観測ですが、進行していく間に左の眼が右の分を補ってくれるようになるのではないかと・・・
それにしても次の診察予約が11月ですからね。
そんな先に予約を入れても忘れちゃいますよねぇ。
Posted by 賢パパ at 2010年05月22日 07:36
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